サッカーを通じて
こんにちは。
今日は僕のアカデミー内で『心を育てる MSA×FPFIDプロジェクト』を開催します。
昔からやりたかったプロジェクトが遂にスタートをきれるので嬉しく思います。
サッカーが全世界共通語であるなら、言葉と同じように健常者や障害者という壁もそこには無いはずだとサッカーを通じてみんなが繋がる心を育てるプロジェクト。
株式会社MSA GLOBAL MANAGEMENTがパートナーシップを組ませていただいております知的障がい者サッカー推進連盟(FPFID)との共同プロジェクトとして、本日の練習から知的障がい者サッカーの選手をMSAの活動にお招きします。
しかし、彼らも健常者に比べて多少のハンディがあるとはいえ、参加してくれる選手達は神奈川県代表選手や日本代表候補に名を連ねているサッカーエリート。
僕たちのアカデミー選手達にもすごく良い経験になります。
これは僕のアカデミーが2017年から2013年から活動をしてきたアカデミー拠点を瀬谷に移動させた大きなきっかけになった理由の一つでもあります。
僕は小さい頃から家族の行事などで障害者と一緒にキャンプをしたり地域貢献ボランティアなどに顔を出すような家族だったので、昔からそういった環境に触れ合える機会が多く僕自身、障害者に対して壁のようなものがありません。
しかし、僕が中学校に進学した際に僕達のクラスとは別に障害者クラス『学習室』という物があり、すごく違和感を感じたのを今でも覚えています。
『なんでクラスを分けるんだろ?』
案の定、クラスを分けられてるから僕達の中では『障害者には近付いちゃいけない存在』に変わっていき、廊下などで学習室の生徒にすれ違うと冷たい目で彼らの事を見る仲間もいました。
もしかしたら分けられてしまうのは仕方ない部分はあるのかもしれない。
ただ、大人が用意したこの様な環境がきっかけで差別やいじめなどが生まれてくるんだと僕は思っていました。
幸いにも僕は小学校の頃から障害者の方々と生活をしたり、触れ合える機会に恵まれていたので、僕自身も僕のアカデミーに関わってくださってる子ども達にはスポーツを通じてサッカーのスキルだけでは無く、心の成長も一緒にしてもらいたいと思ってました。
6月28日のトレーニングからインクルーシブ教育を導入した『MSA×FPFIDプロジェクト』を毎週水曜日のMUNDO MARの活動内に組み込んでいきます。
僕はその人の個性だと思っています。
その個性を周りが理解し、サッカーを通じて共に競争、助け合い、お互いに成長できる環境をMSAで引き続き作っていきたいと思います。