KEIKOさん
つい最近、小室哲哉さんの引退会見がありました。
globeのヴォーカルとしてKEIKOさんの名曲の数々を先日、聞いてみました。
音楽はその時期に起こった映像を頭の中に甦らせてくれます。
小学校や中学校時代の思い出の数々を思い出しました。
2002年には小室哲哉さんとKEIKOさんは結婚。しかし、KEIKOさんは2011年に、くも膜下出血で倒れ、5時間にわたる手術。
後遺症として『高次脳機能障害』を抱えてしまったと。
そして小室さんは後に自らもC型肝炎の闘病を続けながら、障害を持ってしまったKEIKOさんを必死に支え続けてきた。
最近は僕もスポーツを通じて少しでも障害者の方々が活躍出来る場を作っていきたいと、色んな方々と手を取りながら行っていたので、とても他人事には受け入れる事が出来ません。
また、アーティストとして一流で活躍してきた方でもこういった事が起こり、一気に変わってしまうのかという恐怖も同時に生まれました。
小室さんからは『KEIKOさんが女性というより、女の子に戻ってしまった』といったコメントが凄く頭に残りました。
最近では小学生が行う学校のテキストやドリルなどを楽しくやっていると。
そして、一番の代名詞である歌うことに興味を失ってしまったと。
これは本当に衝撃的でした。
もちろん、歌を歌うことは微妙な声量や音程のコントロールなどの処理は脳が行う。
新しい歌を憶えようにも、脳に障害となれば歌詞を記憶するのも困難だろうし、、、
リズム感なども含め『歌う』ことは、非常に高次な脳機能がバランス良く働いて初めて可能になるものなんだなと知りました。
脳が上手く機能せず、思うように歌えない事でKEIKOさんが歌うことへの興味を失ってしまったんだろうな。
大好きだったものに興味がなくなる。
正直、感覚がわからない。
俺が仕事であるサッカーに興味がなくなる。
考えられない。
でも、起こってしまうんだよね。
病気の恐ろしさ。。
もうKEIKOさんが歌を歌う姿を見ることは出来ないかもしれない。
ただ、小室哲哉さんの会見で痛切な表情で
『先は見えない』
『もうここまでだなと思っていたところ』
と語っていましたが、KEIKOさんにとって今も最も信じ頼ることができるのが小室さんだと思います。
女の子であるなら今、近くで様々な事を教えてくれる小室さんはKEIKOさんにとって一番大事な人のはずです。
実の子どもが親の事を大好きなのと一緒だと思うから。
これからも大変な事は多々あると思いますが、ここから改めて夫婦生活をスタートしてほしいと心から願います。
そして、こんな時だからこそ小室さんの周りにいる関係者やメディア関係の方々はネタとして騒ぐのではなく、その二人を様々な形で支えてほしいと思います。