世界の強さ

2018.12.13

面白い記事があるからご紹介したい。

 

Jリーグに復帰して感じる、“いい子”の限界

 

僕も海外に行ってから、この部分に直面して感じました。

様々なカテゴリーの試合などを視察に行きますが、昔ながらの指導者からは「そこはファールをしろ!」、「削ってでも止めろ」とか、まだまだ聞こえてくる場所もある。
指導者として、この部分を指導するのは難しい。
僕も海外に行って向こうのサッカーに触れなければ、ここまでこの部分を感じることは無かったんだと思う。
実際に世界大会などに日本の子ども達を出場してる試合でも、日本では明らかにファールになるものが、海外ではファールにならない事が多い。
日本の子ども達も「何で今のがファールじゃないんだよ」とフラストレーションが溜まる。
気持ちの優しい所や律儀な所などは日本人の感覚として、日本が世界に誇るべき素晴らしい部分。
誇らなければいけない文化ですよね。
しかし、日本よりも世界では「勝負事」にはとことんこだわる。
なんとしても勝ちたい、ルールの範囲内で出来る事を最大限に活かす。その中に言ってしまえば、汚い、せこいプレーもある。
全ては勝利の為に。
だからと言って、その様なプレーが良いわけではない。
最近ではプロフェッショナルの試合をスマホやテレビで気軽に、身近に観れる様になってきた。
プロは自分の生活がかかって、人生を賭けてサッカーに挑んでいる。一年でも長く、現役で戦う為にも
必死だ。
だからこそ、その様はプレーが日本でもあるし、海外ではより強く、頻繁に行われている。
それを観て育つ子ども達。
相手と接触して、痛くないのにコロコロ転がり時間稼ぎ。ある程度、やったらスタッと起き上がりプレーに戻るプロ。
それをサッカースクールやクラブチームの子ども達も真似をして、少しの接触でも痛がるフリをする。
子どもに話を聞いたら、カッコいいと思っているらしい。
でも、しょうがないのかもしれない。
プロを目指している子どもたちが、プロのやることを真似するのは。
でも、これは本当の「プロフェッショナル」が人生かかってやっていること。子ども達が真似した所で良い印象は持たれない。
上記だけの話で行くなら「フィジカルの弱い選手」、「痛みに弱い子」という印象かな?
憧れの選手の真似をするのはとても大事。
ただ、子ども達は自分に不利となる真似はしちゃダメだ。
自分ではかっこいいと思ってやっている事が、周りから見たら悪いイメージを作り出している可能性がある。
世界大会などを子どもの頃から経験している選手はわかるはず。またこれから世界に挑む、MSAの選手達もこれから体験するはず。
「世界の強さ」
強いというのは能力が高いとか、身体が強いとかだけではない。日本人にはなかなか無い、ずる賢さをあの手この手でやってくる。
本当に良い経験だよ。世界と戦う経験をぜひ、これからに活かしてほしい。

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PROFILE

平川正城(Masaki Hirakawa)

<選手歴>
横浜すみれSC→コミュニティFC→清水商業高校→湘南ベルマーレU-18→湘南ベルマーレ(J2)→ザスパ草津(現J2ザスパクサツ群馬)→Y.S横浜 (★神奈川県国体代表選手)→S.C.相模原 (★神奈川県国体代表選手)→東京23FC (★神奈川県国体代表選手)→YOKOHAMA FIFTY CLUB

<指導歴>
Y.S.C.C.スクール・ユース・コスモスGKコーチ→FCバルセロナキッズキャンプコーチ→キリンビバレッジサッカーフィールドコーチ→SCHサッカースクールコーチ→ファンルーツアカデミーコーチ→Jフロンテッジ&東急レイエスコーチ→横浜すみれSCテクニカルアドバイザー・GKコーチ→ボカ・ジュニアーズジャパンスクールコーチ→SALLERゴールキーパースクール、SALLERストライカースクール(現MSAゴールキーパースクール、MSAサッカースクール)→NIKEエリートトレーニング・NIKE FC ・NIKE MOST WANTEDスカウトマン兼任コーチ→帝京平成大学女子サッカー部ゴールキーパーコーチ

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