素晴らしい国から

2019.01.11

日本に帰国しました。

ほんとあっという間。

でも、このあっという間だったこの遠征期間の中が、とても濃厚で様々な事を感じることが出来た。

 

人は中々、短期で変ることは難しい。

 

 

でも、MSAを通じて海外に行った選手達の多くはまたリピーターとして連れて行ってくれと言われる事がある。

 

昔、他者の留学事業に自分の関係者選手をサポートして送り込んだ事がある。

 

内容はサッカー、観光、、、確かにサッカーで「海外留学」って感じだった。

 

ただ、本当にサッカーを海外にやりに行くって感じ。あとはコーディネーター達が色々やってくれるので、不自由なく日本での生活と変わらない。

 

これは近年の海外遠征事業を行なっている日本の企業はどこも形は一緒。

 

言い方が正しいかはわからないが、サッカーをやりに行くだけの海外遠征は今の時代、どこからでも簡単にお金さえあればいけるだろう。

「海外」のサッカーを見て、体験して、ましてや自分達と同世代の選手達と本気でやる事が出来る。

 

素晴らしいことだし、こればっかりは日本を出なくてはなかなか体験出来ない事。

 

ただ、当の「本人」がしっかりと出来ていなければ、どんなに良い体験をした所で、それは後々、思い出となり、いつかは記憶からも薄くなっていく。

 

日本という、衣、食、住、三拍子揃って恵まれた環境から、わざわざ海外の不自由の多い世界へ何故、向かう?

 

今回、僕たちと一緒にメキシコへ行ってくださった多くの保護者はMSAをどう感じてくれただろうか。

僕たちは子ども達のやること、なすこと、エスコートして、あれやこれや手を差し伸べ、海外を堪能させて、気持ちよく、日本へ帰ってくる海外ツアー会社では無い。

 

MSAで海外に行きたいと言ってくださる選手が多いのは間違いなく、他の留学・遠征事業を行なっている企業には無い、この部分だと僕は思ってる。

最後に小さい事だけど、嬉しかった事があったので書かせてください。

帰りのメキシコシティから成田でのフライトの中で夜中3時。

周りは寝静まった一般のお客様も居る中で、MSAの数名の選手がなかなかの声のボリュームで騒いでいた。

頃合いを見て、僕の出番かなと時を探っていたら「うるさいから静かにして。迷惑になるよ」と、MSAのある選手が仲間を注意をしてくれました。

 

実は注意をしてくれた彼は、行きのフライトやメキシコのホテルなどで、うるさくしていて、僕たちに散々に怒られていた選手。

 

その彼の姿を見た時に思わずニヤけてしまいました。

 

人は年齢関係なく、キッカケがあれば変わる事ができる。

僕たちはサッカーを上手くさせる為に海外へ子ども達を連れて行く訳じゃない。

 

不自由の多い海外で、きっかけを与え、自分達でミッションをこなし、自分達のミスは仲間とクリアしていく。

 

そこに子ども達の「成長」が隠されている。

 

サッカーは短期では間違いなく上手くはならない。

 

そんな甘い競技では無い。

ただ、サッカーを中心に様々な意識を変えることは本人次第で、今すぐから出来る。

何一つ、不自由のない素晴らしい国から、子ども達、自体を変えるために、僕たちは海外へと選手を連れて行くんだ。

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PROFILE

平川正城(Masaki Hirakawa)

<選手歴>
横浜すみれSC→コミュニティFC→清水商業高校→湘南ベルマーレU-18→湘南ベルマーレ(J2)→ザスパ草津(現J2ザスパクサツ群馬)→Y.S横浜 (★神奈川県国体代表選手)→S.C.相模原 (★神奈川県国体代表選手)→東京23FC (★神奈川県国体代表選手)→YOKOHAMA FIFTY CLUB

<指導歴>
Y.S.C.C.スクール・ユース・コスモスGKコーチ→FCバルセロナキッズキャンプコーチ→キリンビバレッジサッカーフィールドコーチ→SCHサッカースクールコーチ→ファンルーツアカデミーコーチ→Jフロンテッジ&東急レイエスコーチ→横浜すみれSCテクニカルアドバイザー・GKコーチ→ボカ・ジュニアーズジャパンスクールコーチ→SALLERゴールキーパースクール、SALLERストライカースクール(現MSAゴールキーパースクール、MSAサッカースクール)→NIKEエリートトレーニング・NIKE FC ・NIKE MOST WANTEDスカウトマン兼任コーチ→帝京平成大学女子サッカー部ゴールキーパーコーチ

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