8年
東日本大震災から本日で丸8年となりました。
まだ助けを必要としている人たちは沢山います。
時の流れとともに被災地を想う機会が薄れてしまっているのも現実です。
僕たちがMSAチャリティークリニックを被災地でもある気仙沼に行って行わせてもらったのも今では過去のこと。
これを「思い出」にしてはいけません。
実際に被災地に行き、感じたあの感覚。
あるはずのない場所にある船や車。
廃墟と化した役所や住宅。
道路に落ちていた泥だらけのバッグや、どこからきたのかわからない片足の靴など。
あの時受けた衝撃は今でも鮮明に覚えいます。
自分の想像を遥かに超えた津波の高さ。
津波の頂上に当たる高さから、何も無くなってしまった街を眺めてみました。
「こんな高い波が街や人を飲み込んでいった」
考えただけで、背筋がゾッとしました。
いや、考えただけというか、被災者たちは僕が考えてる以上の恐怖を感じている。
まだまだ復興には程遠い。
街並みは少しづつ変わってきても、亡くなった方々は戻ってはこない。
被災者たちの心におった傷はもちろん癒えることは無いだろう。
そして毎年、この3月11日はやってくる。
前を向いて進んで行くしかない。
また、当時を知る子ども達や、被災地に新たに生まれた大切な命が沢山あります。
その子達が夢を持てる環境や、すくすく成長出来る場所を大人である僕たちは作っていかなきゃいけない。
僕に何ができるかはわからない。
むしろ、僕だけでは何も出来ない。
でも、僕たちにはスポーツがある。そしてサッカーがある。
スポーツにはみんなを笑顔にするパワーがある。
1人でも多くの子ども達が笑顔になれる様に、僕たちは僕たちに出来る事を継続して行っていきたいと思います。
「明日」が当然の様にやってきますが、今の時間は来ることが当然ではありません。
1日1日を大切にしましょう。