価値
もう数日で、日本に戻ります。
毎月、仕事で海外に向かってましたが、やっと少し休憩。
次は1月のメキシコまでとりあえずどこも行きません(笑)
例年よりも多く、海外へ渡る機会が多く、それだけ僕自身も多くの学びがありました。
サッカーの事。
文化の事。
歴史的な事。
感じる物が多くあります。
今のご時世、正直、お金さえあれば海外に行ける時代。
きっかけがスポーツってだけで、海外遠征や留学には変わらない。
その中で、
サッカーでいうと、
“海外に行くのはサッカーが上手な人が行くもの”
“サッカーが上手じゃなきゃ、行っても意味ない”
みたいな空気が、今の日本にはある。
じゃ、語学留学に行く人が、みんな行く前からペラペラに喋れるようになってから海外に向かってますか?
中にはいるかもしれないですが、大体の人は、今よりも良くしたいから、向こうに渡り、日本国内ではなかなかチャレンジ出来ない部分、またはチャレンジせざる得ない環境に自分の身を置き、頑張るから大きな成長があるのだと思う。
既に完成されてしまった人が向こうに渡った所で正直、あんまり意味がないというか。
言葉が出来る、出来ない、スポーツが上手、下手、そんなのは正直、気にならない。
本当に大事なのは、お金で買えない部分の感覚を、向こうに渡り、ちゃんと持ち帰ってこれるかどうか。
日本で海外事業展開をしている僕が言うことではないかもしれないけど、僕たちが扱っているカテゴリーの選手達は、今はプロフェッショナルではないのだから、世界大会で結果を出すことが、海外遠征において本当に大事な事では無い。
もちろん、目標はある。
「勝ち」という、勝負にいく目標。
しかし、その「勝ち」にこだわり過ぎると、海外遠征や留学で本当に手に入れたい「価値」を、取り逃がす可能性は高い。
僕達が子ども達と海外に渡り、選手達に学んでもらいたい「価値」というのは、海外遠征や海外留学から帰国した後に本当の意味を持ち始める。
この「価値」
正直、今の他の団体や企業ではなかなか教えてくれない。
何故なら今の日本の海外留学ビジネスの目的の多くが、「〇〇と対戦出来る」、「〇〇選手が出場していた」などの「海外クラブを倒す、出場する記念」事にフォーカスされたプログラムが多いから。
例えるならFCバルセロナのメッシ選手はメッシ選手。日本の子ども達はメッシ選手では無い。
有名な選手達が出たから、、、うちの子も??
もちろん、可能性はゼロでは無い。
しかし、その様な大会なら尚更、世界中からすげーやつらが集まっている。その中でチャンスを勝ちとるのは至難の技。
じゃ、そういった素晴らしい大会だからこそ、受け皿となる子ども達の意識が、それ相応の状態を作って海外遠征に挑まなくては、持ち帰れるのは想い出話だけになってしまう。
そもそも、「〇〇選手が出ていた大会」みたいなパッケージの方が、保護者の方々からしたら分かりやすいんだけど、結果的に大事なことで、僕達が海外に渡って感じてもらいたい物はそこじゃ無い。
だから、たぶん他の企業とは考えているフィールドが僕達は違うんだと思う。
僕達のアカデミーはリピーターも、新規のお客様も多い。
この「価値」を持ち帰った選手の成長は、面白いぐらい、帰国後に変わるから。
だから、またMASAKI SPORTS ACADEMYで海外に行かせたい!
そう、思ってくれる方が多いのだと思ってる。
仕事柄、多く海外に行かせてもらい、その都度、僕達はアップデートされている。
同じように近年、何回も、何回も海外に行く選手はよく見る。
でも、全くアップデートされていない選手も沢山いる。
同じお金をかけて海外遠征に行ってるのに、同じプログラムをやってるのに、良くなる選手と変わらない選手がいる。
数を行けば良くなるわけじゃ無い。
僕達は海外遠征で何をコントロールしているかというと、選手達のプレーでは無く、頭の中。
目には見えない価値を頭の中で、海外遠征期間に伝えている。
ただ、海外遠征に行かせるだけでは、本当にお金が無駄になります。
であれば、そのお金をもっと、ご家族との時間などに有効的に使ってください。夜景の綺麗な所で、美味しいもの食べれますよ。
意味のある海外遠征や海外留学を行うのであれば、大切なお子さんを預ける場所を見抜く保護者の方々の目も、これからの時代は大切ですよ。
その業界では有名な人や団体ほど、海外からおいしいお話は多いので、実はビジネス感強い感じは出てますよ。
選手達がより良い、海外プログラムを体験出来るように、保護者の方々に是非、お気をつけていただきたいですね。