流れを見極めようぜ
この状況を何とかしなくちゃ!!
誰でも一度は経験ありますよね。僕もしょっちゅうあります(笑)
人は苦境に立たされると「何とかしなくちゃ」と必死に頑張りだします。
最悪な状況を何とか乗り切る為、色々と考え、アイディアや策を頭の中に巡らして、いろいろとやってみると思います。
でも、色々とやってみてなかなか改善がされないと、「もうダメだ。。力尽きた。。」なんて感じになり、諦めたくなりますよね。
逃げ出したくもなるし、ある意味、課題をほっぽり投げちゃいたくなりますよね。
しかし、当の本人はそんな感じで、全く動いていなくても時間はもちろん止まってはくれません。
でも、その「時間」の動きに身を任せていたら、なぜか思いもしない方向から助け舟が来たり、突然良いアイディアが突然浮かんできたりすることありませんか?
僕はまじで、めちゃくちゃ良くあります。
ある意味、「時間」やその「場」の動きに流されるままに色々とやってみたら、結果的になんとかなった。または予想を裏返して良い成績や評価を貰えたなんてことがあります。
力ずくで、何とかしようとしても全く動かなかったことが、ひょうんなことから突然動き始める。
私たちは、というより人間は目標や夢を設定して、それを手に入れようと頑張ることが「クセ」のようにそれが美学的な風潮があります。
でも、それが本来の「流れ」と逆の向きだと、苦労ばかりでいつまで頑張っていても手に入らない。
「欲しいものが川上にあり、あなたは川の流れに逆らって、ひたすら川を漕いで頑張ってるんだけど、いっこうに前に進まないから手に入らない」
当たり前ですよね、流れが逆なんですから。
もうこれ以上漕げない、、、
となって、川の流れに身を任せていたら、なんか自分が思っていたより、はるかに良い状態の岸に到達し、しかもなにかの拍子に川上からどんぶらこ〜どんぶらこ〜と欲しいものが流れてきた。笑
こういうことは結構、起こるものです。
あともう一つ、言うなら、ちょっとテイストは変わりますが、自分の子どもが深い森の中で迷子になったとしましょう。
でも、迷子になる前に子どもにこう話しますか?
「ママから絶対離れちゃだめよ。でも、仮に迷子になってしまったら、とにかく前にある森にずこずこ歩いてママを探してね」と。
大抵の場合は「その場に止まってなさい。動かないでね」などと声をかけませんか?
その場で動かなければご家族だったり、捜索してる人達が探して見つけてくれるはずですが、お互いに点と点になり動いているとなかなか交わるのが難しくなります。もちろん、お互い動いていても見つかる(手に入る)場合はありますが。
一度、何かをスタートしたら立ち止まることだったり、踏みとどまる事、考え方が途中で変わることなどを悪だと言う様な風習が一部あります。
そんな事よりも「流れ」と「時間」をしっかり見極めて、その「流れ」と「時間」に身を任せてしまった方が結果的に上手くいく事が多い。
そして、必要であれば立ち止まり、後ろを振り返る時間も必要でしょう。
何が言いたいかって「流れを見極めてその時に必要な対応をしようぜ」って話です。
この「流れを見極める」ということを、今の現実の世界で例えると、
「これは割と上手くいっている」
「これをやっている時は楽しい」
「これは結構、自分得意だな」
ということに挑戦したり、取り組むということです。
親御さんにむりくりやらされてるスポーツや塾でのお勉強。大人の方々は好きでも無い仕事を毎日嫌な思いと大変な頑張りで無理に乗り越える事が流れに逆らって頑張っているんですよね。
なんで、勉強が必要なのか、何故このお仕事が良いのか。
その理由をちゃんと知って、自分に必要だと思ったら正直、勉強も仕事も楽しい、楽しいって言いながら自分からやるでしょう。
でも、そうでないのなら今、そんな嫌な気持ちにぬってまで何かを続けるよりも、必要だと思うことに身を任せて取り組んでもいいんじゃないでしょうか。
それがある意味、自然の力を利用する方法とも言えます。
これは僕の尊敬しているある方の言葉。
「手漕ぎボートよりも、風の流れを利用したヨットの方がはるかに早い」
ほんと、そうだなと。
飛行機も気流にに逆らって飛ぶよりも、気流を利用した方が燃料も少なく、なんなら予定時刻より早く着きます。
逆らう方がパワー(燃料)は使うし、機体がガタガタ揺れて怖い思いをするし笑
世の中でこれと同じことをすれば良いわけです。
「流れ」を見極め「流れ」に乗る。
今後は特に大事になることだと思います。
「すごく頑張ってるんだけどなかなか上手くいかない」
こんな事がよくあるかと思いますが、そもそも「すごく頑張っている」時点で、流れが違うのかもしれません。
スケールの大きな話をすると才能とは「頑張らなくても出来ること」に隠れており、それは当然「好きなこと」、「楽しめること」、「割と得意で苦もなく出来ること」だったりするのです。
そして、そこの背景には必ず「流れ」がある。
むりくり自力で何とかするか、「流れ」を見極めその「流れ」に乗るか。
ぜひ、自分自身を見つめなおしてあげる機会を作ってあげてもいいかもしれませんね。