スポーツと地域

2021.10.19

Jリーグ 来季ホームタウン制撤廃へ 創設時の理念「地域密着」から新様式に 今月中にも正式決定

 

Jリーグが来季から事実上のホームタウン制度撤廃を検討していることが16日、明らかになった。既に議論を重ねており、早ければ今月の理事会で正式決定する。創設当初からの理念撤廃となれば、地方クラブが首都圏の巨大スタジアムでホーム試合を開催し、都市部に下部組織をつくることもできるようになる。また、クラブ名にネーミングライツを認めることも検討中。開幕から30年を前に、Jは大きな変革期を迎えている。

皆さんはこのJリーグの思い切った行動に、どの様な意見を持たれるのかな?

僕もJリーグクラブ数チームでプレーさせてもらった身としては、これだけは守り抜いて欲しかったなと。

全国から選手を獲得したっていいけど、地域にあるプロクラブとその地域とが繋がるから、意味があるし、地域の人達が応援したいと思って地元クラブをサポートしてくれるからサッカーが発展すると思っていた。

特に僕が過去に所属していたクラブは、Jリーグクラブの中でも地域の方々との繋がりが強いクラブだっただけに、この部分を撤廃したら資金力のあるクラブがグングンと力をつけて本来、自クラブの地方ではない地域に入り込み、そこで育った選手達を持っていってしまったら、資金力の弱い小クラブに不利に動くことが目に見えている気がする。

Jリーグも30年の歴史となり、新たなる改革をしていかなきゃいけないのはわかる。

僕が、現役時代から感じてきていたプロクラブと地域企業との距離間、ホームタウン活動としてマーケティングしてきたものが一定のパターンでしかなく、地域との関係性が薄れてしまい本当の意味のホームタウン意識が薄れてきた末なのかもしれないね。

地域密着を目指すクラブから、この世界で生き残れるのは結局、企業クラブへ逆戻りになりそうですね。

まぁ、日本らしいですよね。

でも、Jリーグの地域密着に力を入れていた時代を僕自身が経験出来たからこそ、僕のビジネスのベースがあり、スポーツと全国の企業を繋げる「MSAエナジープロジェクト」が生まれた。

いくつかのJリーグクラブにも「MSAエナジープロジェクト」の話はさせてもらいましたが、地域と繋がる形にすごく良い反応をもらえていただけに、なんかそこの理念自体が変わってしまうのは残念。

でも、僕たちがやることは変わらない。

スポーツが持つポテンシャルと、スポーツの力を活かした地域貢献活動、そしてその活動によって、地域企業に明確なメリットが生まれ、併せて地域から素晴らしい選手達が生まれていく。

 

Jリーグがやらなくなるなら、そこの仕組みづくりは下の年代を扱う僕たちがやるよ。

その代わり、もっと子どもたちが魅了される、そこを目指したくなるプロリーグをちゃんと作ってくれ。

 

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平川正城(Masaki Hirakawa)

<選手歴>
横浜すみれSC→コミュニティFC→清水商業高校→湘南ベルマーレU-18→湘南ベルマーレ(J2)→ザスパ草津(現J2ザスパクサツ群馬)→Y.S横浜 (★神奈川県国体代表選手)→S.C.相模原 (★神奈川県国体代表選手)→東京23FC (★神奈川県国体代表選手)→YOKOHAMA FIFTY CLUB

<指導歴>
Y.S.C.C.スクール・ユース・コスモスGKコーチ→FCバルセロナキッズキャンプコーチ→キリンビバレッジサッカーフィールドコーチ→SCHサッカースクールコーチ→ファンルーツアカデミーコーチ→Jフロンテッジ&東急レイエスコーチ→横浜すみれSCテクニカルアドバイザー・GKコーチ→ボカ・ジュニアーズジャパンスクールコーチ→SALLERゴールキーパースクール、SALLERストライカースクール(現MSAゴールキーパースクール、MSAサッカースクール)→NIKEエリートトレーニング・NIKE FC ・NIKE MOST WANTEDスカウトマン兼任コーチ→帝京平成大学女子サッカー部ゴールキーパーコーチ

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