「良い子」
仕事柄、色々なお子様と親と出会い、触れ合う機会が多い中で、こどもを見ればなんとなく親がわかり、親を見ればなんとなく子の環境がわかる様になりました。
第三者は、よくこども達に対して
「ちゃんと言うことをちゃんと聞けてお利口ねぇ〜」
、なんていうけど言うことを聞けるから良い子なのか?
だとしたら、確かに日本には良い子が沢山いると思います。
でも、海外のこども達は親に言われた事ですら、小さいながら考えがあり、納得がいかなければちゃんと発言をしていい意味で反抗する子も多く、歳は関係なく、ひとりの人として会話が成立して、関係が平等に行われています。
もちろん、海外だから全員そうとか、日本では一人もそんな子は居ないとかではなく、それは各ご家庭での環境なので、みんながみんなとは言えませんが、日本では何事にも反抗したりすると、「反抗期に入った」とか「年頃だから」などと言って、論点が変わってしまうご家庭が多いこともわかりました。
意見に納得しない、やりたくない事などがあるなら、歳や時期は関係なく言い返せる環境なら言い返せるだろうし、言わせない&言いづらい環境多いのも事実。
結局は上記の件は親目線での意見。
言いなりになれば偉いのか?
言うことを聞けばお利口なのか?
よっぽど小さい時から自分を持っていて、自分の意見を言える子の方がよっぽど偉いと思います。
子どもはこの世に生まれて来てから、親は育てる義務はありますが、お人形やロボットの様に言われたことを出来る、思った様に子ども達を操る義務はありません。
小さい頃からの環境は本当にその子にとって、大きな影響を及ぼします。
それがその子達の人生の基準になるから。
だからこそ、小さい頃ほど親が行動や発言のコントロールするのではなく、自由に色々な行動や発想をこども自身が出来る環境を作ってあげてほしい。
親はあくまで安全面だけのサポートのみを行うぐらいの心に余裕があると素晴らしいよね。
そう言う環境が本当の意味での「良い子」になっていくだろうし、素晴らしい人間性を持った大人へと進んでいくでしょう。