ハードル
無事にスペインから日本に戻りました。
正直、仕事でも旅行でも海外へ渡るのは日本人に取ってかなり、ハードルが高くなってしまったなと言うのが正直な印象。
燃料費の高騰もあり、僕らは一年も前から枠を買っているので、今回はスタンダードな料金に近かったけど航空券が本当に高い。今も来年度のチケットのやりとりを担当としていますが、コロナ以前の1.5倍~2倍ぐらいな感じがしました。
あと実感するのが円安。向こうで何を買おうにも高い。
スーパーマーケットで日本だったら、230~250円くらいで買えるものが460円くらいで、倍近くの値段な感じ。
皆さんが食べたことあるマックのハンバーガー系のセットとかも、500円から600円くらいなのに、物価高もあって、1000円近くでした。
物によっては日本で買う方が遥かに安い商品などが増えたなぁ。
だいたいこれくらいだろうと思っていた値段が、以前とは全然違うなんてことは良くある。特に飲食系は、小麦などの世界共通の物価高も影響してるし。
あと、目の当たりにしたのは、コロナの対策というか空気感が日本と全く違うということ。
マスクをしている人もごくたまにいるけど、ほぼマスクはしていない。9割はマスクをつけていない感じかな。
別にこのエリアではマスクをしてくださいというのもないし、帰りの飛行機ぐらいかな?一応、マスク持ってるかをスッチーに確認されたぐらい。
コロナ感染者がゼロなわけではなく、感染者が街中に普通にいるけれども、街の人たちは日本とは全く異なる空気感の中で生活しているなと感じた。
全てにおいて、日本のように神経質な感じは全くなかった。
アルコール消毒の容器も一応、置かれているけどという程度。
ほぼ、コロナ以前の「普通」の生活に戻っている感じ。
地元の人たちやニュースなどを見ても、コロナのニュースが話題にも上らない感じ。スペイン人に日本はまだ「〇〇日は何人感染者です。先週より下回った」みたいに、未だに緊急ニュースみたいな感じででテロップで流してたり、毎日コロナのニュースがあるよって話したら。
「日本って他にニュース無いの?」って言われた笑
もちろん飲食店などにアクリル板とかもないし、今日本帰って来たら窮屈で仕方がない。
もうひとつ面白いなと思ったのは、PCR検査ビジネスがかなり儲かっているんだろなってこと。
9月からは帰国前に出発地でのPCR検査の義務がなくなりますが、これまでは帰国前72時間前までにPCR検査をして陰性でなければ飛行機には乗れない。
ならPCR検査はしなければ日本への帰国できないから必ず行きますよね。(ヨーロッパなどは不用)
そのPCR検査にも12,000円から15,000円程かかる。
検査キットの卸の金額なんて、大した事ないし、そうしたPCR検査代が、検査をやっているクリニックには入ってくるとなると、結構なビジネスになってるんだろうなと思いました。
その後、PCR検査で陰性が出て、スマホなどで専用のアプリをインストールして、そのアプリ画面を帰国便が到着する空港で見せる仕組み。
日本のコロナ対策っぽいなと思ったのは、72時間前にPCR検査が陰性だから飛行機に乗れたのに、機内では「マスクを着用してください」と言われる。
えー?!だって、陰性の人しか飛行機乗れないんでしょ!? じゃ大丈夫じゃないの!?って、念には念を精神笑
その国々、独自のコロナ対策なのはわかるけど、共存やアフターコロナなど言っているので、それがスタンダードかと思いきや、海外から見たら日本の対策は「異常」って思われているのが分かり、やっぱり過剰なんだなってのが感じた。
とはいえ、なかなか日本人が向こうに行ったり、ヨーロッパから人を連れて来たりなども本当、ハードルが高くなっているのでそこは早く改善してもらいたい。