デビュー
4月14日になでしこリーグ一部の試合で三重県へ。
昔、帝京平成大学の女子サッカー部のコーチをやっていた時に、めちゃめちゃ伊賀が強くて、その印象が未だに僕の中でこびりついていて正直、、、
「今の時期に対戦したくないなぁ〜」
と一人で思ってました笑
18歳ゴールキーパー、なつみ(山内夏実選手)の起用。
皆さんはこの発表にはファンの方、サポーターの方はびっくりされたのかな?
一部、サポーターの方々ともスタジアムでお話をさせていただきました中で、意外にもびっくりというより
「平川コーチを始め、スフィーダスタッフ達がその判断をすると言うことはつまりそう言う事でしょ!私たちは期待して応援するだけです!」
と、本当に温かく、頼もしく、そして有難いお言葉をかけていただき、その当時の三重県の気温は25度でしたが、僕自身の体感は31度まで上がっていました笑
その期待に応える様になつみもスフィーダ世田谷だけでは無く、多くのなでしこリーグ関係者が見つめる中でなでしこリーグデビューを若干18歳で達成しました。
あんま記録とか気にしないけどゴールキーパーで、Jリーグでも18歳でピッチに立つと言うのは異例中の異例。なかなか無い事です。
なでしこリーグやWEリーグでも、若干18歳のゴールキーパーがゴールマウスを任されるというのはあまりない事かなと思います。
本人もかなり緊張していました。
でも、立派なデビュー戦だったと僕は思います。
2対0で勝っていた所を2対2に追いつかれて引き分けで終わりましたので、もちろん両手挙げてバンザイは出来ないですけど、ゴールキーパーコーチの立場だけで言ったら、期待を上回る活躍をしてくれましたし、日頃の練習を観ていて、僕が伝えたことにトライする姿勢、それを少しづつ形にしてパフォーマンスで実現ができる様になってきた事、全てにおいて取り組む姿勢などを評価してスタメン起用の判断をしました。
今のなつみならやってくれそう!
と期待をさせてくれて、そして突然きたこのチャンスにも内面ドキドキだったはずですが、「ミスしても良いから思いっきりプレーしておいで」と、背中を叩き、送り出すと堂々とピッチに立ち、チームを救うセーブすらしてしまった姿を見て、彼女は本当に素直な子だなぁと、なつみの保護者になった気分で嬉しくなりました。笑
現在、怪我で離脱したGKのひめ(石野選手)も若い時にスフィーダでデビューし、そこから様々な経験を積んで、今の地位を確立してきたと思いますが、その後継者になり得る素晴らしい人材だと思います。
まだ18歳ですから、あまりプレッシャーをかけてガシガシ育てようとは僕は思っておりません。
今はこの環境で、のびのびゴールキーパーを楽しんでもらいながら、新しいシンスフィーダの守護神になってもらえる様にサポートしていきたいと思いますし、彼女の成長が、間違いなく他のゴールキーパー達の脅威になり、他の選手達の成長にも繋がります!
是非、期待していてください。
さて、もう次の試合に向けて準備が始まっています。
次節は、4月21日(日曜日)14時から東京でホームゲームです。
相手は愛媛FCレディース。
スフィーダの名前通り、今は全て挑戦です。
僕の好きな言葉であり、僕の公式ブログの名前も挑戦が入ってます。
楽な試合は1試合も無いし、全ての試合が今年のスフィーダにとって挑戦!!
この状況すら楽しみ、スフィーダファミリーと共に、今の時間を大切に、成長して行きたいと思います。
4月21日にもスフィーダストリートにて沢山のブース出店してますので、試合とあわせてお祭りを楽しんでいただけたら嬉しいです!
スタジアムでお会いしましょう!