あの頃があったから今の僕がいる
東京だけでは無く、全国にこんな公園が増えてます。
僕がMSAエナジープロジェクトで公園作りを始めた理由もこれ。
自分たちが子どもの頃は、普通に遊んでたのに、今の子どもたちには我慢させる。確かに時代の流れもあり、変わるものは変わる。
でも、変わらなくて良いものもある。
僕も小学校時代は公園や家の前の壁にサッカーボールを蹴っていた少年時代でした。車や人が通る時だけ一回、蹴るのを止めて通過したらまた蹴り始める。
犬を散歩させてるおばちゃんに「いつも練習頑張ってて偉いね〜」と言われたり、隣の家の庭にボールが入っちゃって、インターホン鳴らして「ボール取らせてくださーい」ってやったり、今考えると恵まれていたなと感じる。
いや、、恵まれているのか?
じゃ、100歩譲って公園でボールを蹴るなと。
それを認めたとして、サッカーボールを蹴ったり、野球のバットを振ったり、そういうのをやっていい場所はどこよ?明確に出してもらえれば理解は出来る。
しかし、今現在情報を出している場所も少なければ、今の時代はスポーツをやるなら高いお金を払い、スポーツアカデミーやスクールに入会をしないとプレーが出来ない状況になってしまっている。
そしたらそもそもスポーツ自体が、お金がある方だけが出来る物になってしまい、こども達は平等ではなくなる。サッカーをやりたいのに家庭の事情で出来ない。そんな話を良く耳にします。
大人の状況やエゴにより、多くの選択肢とこども達の可能性を制限されてしまう、悲しい世の中になってしまった。
その観点から、僕がMSAエナジーパークの全国建設と無償化サッカースクールを作ったきっかけ。
確実に幼少期のあの頃があったから今の僕がいる
小学校から帰り、ランドセルを玄関に放り投げ、一目散に向かった近所の公園。人が座るベンチをゴールに見立てて、知らない年上のお兄ちゃん、お姉ちゃん達が先にサッカーをしていました。
そこに仲間に入れてもらって、日が暮れるまで遊んでもらったのを今でもはっきり覚えてる。
あの頃、サッカーの上手だった当時中学生のお兄ちゃんや足の速いお姉ちゃん達がカッコよく見えて「あんな風にサッカー上手くなりたいなぁ」と、小学校時代に感じた記憶もいまだに僕の中に残ってる。
身近な目標を持てたり、寛大な心を持った大人が昔は沢山いたから僕は今、こうしてサッカーに携わる事が出来ている。
いつからこんなに大人が自分達の良し悪しで物事を決めてしまう嫌な時代になってしまったのだろう。
ボールを蹴る音、こども達が遊んでいる声、そういった音を大変苦痛に感じるお年寄り達は、小さい時は公園で騒いで遊んでなかったのですか??
たぶん、僕と同じ様に周りの方々が色々と気を遣ってくださったり、見て見ぬふりをしつつも、寛大に見守ってくれていたから遊べてたんじゃないですか?
こういったクレームを出される方々は
子ども達の痛みはわからないけど
私の痛みはわかってください
そう言っている様にしか感じない。
僕はあの頃に感じた、年上のお兄さんやお姉さん達に遊んでもらった時の気持ちや、プロ選手でもない、地元の誰だかわからない彼らを憧れに感じた感覚は、今の時代にも大事だと思ってる。
だから僕のスポーツアカデミーは、僕がこれまでに通ってきた物語を形にしたアカデミーになっている。
僕はスポーツに育ててもらったし、スポーツを通じて、人としてもあるべき姿を学ばせてもらった。
決して、僕が特別でこうなったんじゃない。
だからこそ、多くの方々やこども達にスポーツを小さい時から触れて欲しい。
スポーツにはそれだけのパワーがある。
そしてスポーツはみんなが平等にプレーする権利がある。
ここまでブログを読んでくださった皆さんなら、僕がスポーツを出来る場作りを、これからも全国に行っていく理由がわかってもらえたと思う。
騒音によるスポーツ禁止や危ないからとジャングルジムなどの公園遊具が無くなり、空き地となった場所には次から次とマンションや他の利益を生める施設作りを行う。
それならこども達が安全に遊べ、騒げる場所(施設)を理解ある企業と一緒に作って行けば良い。
ちょっと前までは、こどもは遊ぶのが仕事って言われていたんだから。
誰にも文句を言わせない、こども達に寄り添える場所を作ればいい。
単純な僕はそこに行き着いただけ。
引き続き、僕はスポーツの力を信じてるし、多くの方々にスポーツを楽しんでもらえる様、全国の同じ気持ちの方々と一緒に動いていきたいと思います。