ろう者女子サッカー日本代表
昨日は僕自身、すごく刺激的な一日になりました。
書きたいことが沢山あるんで二回に分けますね。
昨日は千葉県でろう者女子サッカーサッカー日本代表のゲームを見させていただきました。
よくデフサッカーとも言ったりするけど耳が聞こえない、聞こえづらいなど聴覚障害があるサッカー選手達です。
今回は日本代表の千葉キャンプですが、代表の活動なので全国各地から選ばれた女子選手が招集されていました。
年齢も様々で高校生世代の選手や僕と同じ20後半の選手などバラバラでした。
見た目は普通の女の子達。
しかし、彼女達には音がない世界がありました。
試合中は補聴器などのサポート器具が使用できない為、ピッチの中では音はありません。
ボールが蹴られる『ドーン』って音が何回も何回もピッチに鳴り響いてました。
選手は手話やアイコンタクト、そして大きなジェスチャーで意思疏通を取っていました。
『音が無い世界』
想像できますか?
友達や恋人の声が聞こえない
音楽が聞こえない
生活の中にある自然の音が聞こえない
失礼かもしれないけど、僕には想像が出来なかった。
むしろ怖いから考えたくなくなったが正しいのかな。
僕はサッカーの指導者として声の大事さを子ども達に伝えてきました。
『相手が来てるぞ』、『パスちょうだい』
味方の声で救われるシーンはサッカーでは良くあります。
だからこそ『味方の声』は大事だと子ども達には伝えてます。
じゃデフサッカーの選手は僕が大事だと思っていた『声』や『音』が無い世界で同じサッカーしてる。
戦ってる選手を見て、すごく考えさせられました。
また、最後には手話を教えてもらったりフリートークをしましたが、そうなったら普通の年相応の女の子達でした。
僕自身、昨日の試合は勉強になったし、新たなトレーニングなんかも思いつきました。
今年になってから『知的障がいサッカー』や今回のデフサッカーなど積極的に様々なサッカーの姿を見させていただいてますが、共通なのはどれも『サッカー』なんだと。
サッカーは健常者だけがやっているわけではない。
サッカーユニフォームを来て、スパイクを履いてピッチに出ていきます。
そしてみんなサッカーが大好きだということ。
健常者となんら変わりません。
僕自身、少しでも様々な形のサッカーが更に盛り上がり、また交流出来るような環境に微力ながら貢献していきたいと思いました。
日本ろう者女子日本代表サッカー関係者の方々、貴重な体験をありがとうございました。