高田社長
ジャパネットたかたの高田明社長。
やっぱこの人は勉強になるし、僕の尊敬する方の一人です。
現在はJリーグのV・ファーレン長崎のクラブに関わる高田社長。
チームがどん底を行き交う中で、
『クラブの事は私が何とかするから君達は
サッカーに集中してくれ』
高田社長は社長に就任してすぐに所属選手達へそう伝えたと聞きました。
この言葉を言える方はほんと数少ないでしょうね。
また別のテレビのインタビューで
『サッカー界という新たな世界に挑戦することに、高田さんは不安は無かったですか?』
という質問に対して
『ビジネスの基本は全て同じですから』
ときっぱり言っていました。
高田社長は誰もが認める通信販売の業界での第一人者。
メディアの使い方、メディアを通じて商品を伝えるという力には素晴らしいものがあります。
ほんと勉強になります。
数年前、高田社長が言ったある言葉が僕の中で大きな影響をくれました。
『この製品がどんなに素晴らしいのか。を伝えるのでは無く、この製品があなたの生活をどう変えるのか。を伝えるのが大事』
これは僕達の業界も全く同じ。
サッカーは素晴らしいスポーツ。
でも、僕達が子ども達に指導出来る時間は限られていてほんの数時間しかない。
だから、僕達の指導が素晴らしいからとか、変わったトレーニングをやってるから僕達に教わりにくる事が大事なのでは無くて、僕達と過ごした事で子ども達のそのあとのサッカー人生で考え方が変わる、取り組み方が変わることが大事であり、意味がある。
僕達が指導する上で一番大事にしてる部分。
サッカーがみんなの人生をどう変えるかを僕達はサッカーを通じて伝えてるんです。
また高田社長は
『試合の前後の1、2時間をお客さんに楽しめる時間に出来るかが大事』
と言っていました。
スタジアムに試合観戦に行ってサッカーを観るのはたったの2時間ぐらい。
それだと試合の勝った、負けたの勝敗で
その日のその1日の気分が決まってしまう
大事なのはそこでは無く
『その日の2時間を楽しんでもらうのではなく、トータルの1日を楽しんでもらう事が必要。それによってサッカーを通じて生活を楽しんでもらうことができ、その人にとってサッカーが生活の一部になっていく』と。
考え方がほんとにすごい人だと思います。