プロ意識
ワールドカップももうすぐグループリーグが全て終わり、決勝トーナメント進出チームが決まってきます。
大波乱と言われている今大会。
メッシ率いるアルゼンチンや前大会王者のドイツなどがグループリーグから姿を消す可能性も。
VARなども導入され、サッカーも新時代に突入し、
チームが強いから、メンバーが良いから
必ず勝てる!!
が、一昔前まではあったかもしれないけど、現代サッカーではなくなってきましたね。
面白くなってきました。
サッカーが徐々に新しくなってきている中、今日はとある育成年代のサッカーの試合を観てきました。
その試合の中で行われたコーナーキックの際にそのチームの監督かコーチかはわかりませんが、指導者の方が大きな声で
『ドンピシャでヘディングされるぐらいならファールしてでも止めろ』
発言をしていました。
色々な感情が形成されていく年代で、指導者の押し付けの様なコーチング。
僕よりたぶん年上の指導者だとは思いますが、彼を初めて拝見したので、普段からあの様な圧力のある指導なのかもしれないし、たまたま今日だけだったのかもしれない。
それは正直、わからないけど指導者として人前に立って、導いて行く者として僕には違和感だった。
その声が飛び交うピッチで、指導者の顔色を伺いながらサッカーを行う選手達。
試合結果もそのチームは大敗。
この事を僕のSNSに投稿した所、全国各地にそういった指導者が多いと皆様からの反応がありました。
本日はワールドカップで日本がセネガルに挑みます。
彼らは試合結果を求められます。
それはプロフェッショナルとして
日本国民を代表してワールドカップの舞台に立っているから。
しかし、子ども達などにはそんな圧力は必要ない。
小さい頃からプロ意識を持ってプレーをする事は将来、その道で挑戦して行くつもりならとても大事。
子ども達が自分で必要だと思うならそうやらせればいい。
プロではない、子ども達にわざわざ大人が汚いプレーを教える必要はないし、そもそもファールをしてもいいなんて指導者としてしてはいけないはず。
サッカー選手を育てる為には、その選手達が関わる指導者の質、その質を上げることが出来る環境を作って行かない事には先には進めない。
そして、変わっていく現代サッカーに対応した指導者を日本サッカーは育てていかなくてはいけない。
今日みた試合は試合結果以上に、現代日本サッカーが見直さなくてはいけない部分があまりにも多いと感じた一日になった。