家庭環境

2022.10.07

「家庭環境」が子ども達に与える影響は計り知れない

近年は良い情報も悪い情報もインターネットから手に入れることが出来るようになり、熱心な親御さんはさらに熱心になってしまう方が多いと聞いています。

どんなに良い環境や良い指導者が周りにいたとしても、ご家庭で保護者の方々が、こどもにストレスを与えてしまうと、間違いなくこどもは成長はしない。

最近、ある選手の遠征先でのお話を聞きました。

サッカーの合宿があり、親にトレーニング後、毎食事後に「このプロテインを飲みなさい」と、数千円する高価なプロテインを持ち、親元を数日離れサッカーキャンプへ行った小学生の子どもの話。

そのこどもは、その遠征先で、そのプロテインを友達にあげたり、なんとトイレに流したり、、、

挙句の果てには、残ったプロテインの袋を持って帰るとお父さんに怒られるから、現地に捨ててきた。と。

どうしてそんなことをするのか、、

が飲めって言うから、我慢して飲んでたけど、美味しくないし飲みたくないの」と、、、

この話を聞いて、何だか悲しくなりましたね。

なんの為のスポーツなんだろ?

誰の為のスポーツなんだろ?

それにお金も無駄ですよね。プロテインも安くはありません。

そのお金があれば、家族で外食したり、遊びに行ったりする方がよっぽど価値がある。

これは、誰の得にもなっていない。

ちゃんとお子さんと会話をしていますか?

なにかを押し付けしたりはしていませんか?

良かれと思いやっている事が、こどもにとっては大きなストレスであり、こどもに変な気を遣わせてしまっている可能性もある。

「プロサッカー選手になりたいなら、〇〇をしなきゃダメだ」

「みんな、〇〇をしてるからやらなきゃだめだ」

今回みたいに、サッカー選手を目指してるなら、トレーニング後にプロテインを飲まなきゃだめだ!みたいな強要はこどもにとって大きなストレスになる。

また色々話を聞いたら、今回に飲んでいたプロテインは、しっかりとトレーニングをしてエネルギー消費をした上で飲まないと、入っている成分がただ単に脂肪になりかねない養素が多く、食事の際に必ず飲ませているというのは、そもそものプロテインの知識の無さやプロテインの使い方を間違えているのかなと。

親御さんもちゃんとした知識持たないと、かえってこども達の可能性を潰してしまう場合も。

 

そもそも、こども達は、本心から『サッカーを楽しむ』こと、『サッカーが出来て幸せ』という、この2つの感覚があればどんどん成長していきます。

もちろん、その時のこども達が居る環境によって、それぞれの成長曲線は違うものの、必ずスポーツから得るものがあります。

“親は子供のために何をするのか?” を考えれば親がする事は見えてくると思う。

 

逆に成長を妨げる悪者役を親がやっちゃだめだ。

 

家庭環境はこども達に大きな影響を与えてしまうので、是非気をつけていただきたい。

 

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PROFILE

平川正城(Masaki Hirakawa)

<選手歴>
横浜すみれSC→コミュニティFC→清水商業高校→湘南ベルマーレU-18→湘南ベルマーレ(J2)→ザスパ草津(現J2ザスパクサツ群馬)→Y.S横浜 (★神奈川県国体代表選手)→S.C.相模原 (★神奈川県国体代表選手)→東京23FC (★神奈川県国体代表選手)→YOKOHAMA FIFTY CLUB

<指導歴>
Y.S.C.C.スクール・ユース・コスモスGKコーチ→FCバルセロナキッズキャンプコーチ→キリンビバレッジサッカーフィールドコーチ→SCHサッカースクールコーチ→ファンルーツアカデミーコーチ→Jフロンテッジ&東急レイエスコーチ→横浜すみれSCテクニカルアドバイザー・GKコーチ→ボカ・ジュニアーズジャパンスクールコーチ→SALLERゴールキーパースクール、SALLERストライカースクール(現MSAゴールキーパースクール、MSAサッカースクール)→NIKEエリートトレーニング・NIKE FC ・NIKE MOST WANTEDスカウトマン兼任コーチ→帝京平成大学女子サッカー部ゴールキーパーコーチ

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