なぜ、なでしこ?
よく、こんなことを聞かれることがあります。
「なんで、男子サッカーじゃなくて、女子サッカー(なでしこ)の指導なの?」、、、
あ、どーも、平川です。笑
最近はSNSで色々と呟く様になり、なかなかこっちの公式ブログの更新をサボってしまいがちな僕です。
気軽な呟きがサクッと出来るSNSと、大事なことなどをちゃんと発信する公式ブログとを、今後も使い分けていきますんで、ぜひ見ていただけたらと思います。
さて、本題に戻りますが、今年の2024年シーズンは初めて女子サッカー「なでしこリーグ」に所属しているスフィーダ世田谷のスタッフとして、全国リーグを戦いました。
僕自身、2021年までスタッフを務めた帝京平成大学女子サッカー部以来の女子サッカー。
リーグも最終順位は4位となり、11月末からは皇后杯が始まるので、そのままの勢いを皇后杯へぶつけていきたいところです。
冒頭にも書きましたが、
「なんで、男子サッカーの指導じゃなくて、女子サッカー(なでしこ)の指導をやるの?」
と、聞かれることが割と多くあります。
逆に言うと、女子サッカーに関われるチャンスがあるなら、なぜやらないの?と、個人的には思ってます。
もう平川ブログを見に来てくださってる方々は知ってくれていますが、普段は自分のサッカーアカデミーで、プロサッカー選手になりたい!と夢を追う、まだまだ小さな男の子、女の子に指導をしながら、その子達のポテンシャル(潜在能力)を開花させてあげれる母数を増やす為に、全国の企業の方々と協力を行いながら、選手達のサポートをしています。
つまり僕を始め、僕に関わる方々は “今” を見ているわけじゃなくて、今関わっている選手達や街や環境やの可能性を見据えて動いており、そこから逆算して “今” やるべきことや動くべきことを考えてます。
その視点で見た時に女子サッカーって、ものすごいポテンシャルの塊なんですよね。
僕も一度や二度は、Jリーグクラブにお世話になり、色々と良い部分、悪い部分を見てきました。
また僕は海外との繋がりがあるので、海外クラブとホームタウンの繋がりや連動、自治体やスポンサー企業との協業ビジネスをスポーツで生み、その収益をその地域に還元するなど、海外でのスポーツビジネスモデルも見て勉強して来た中で、今の男子スポーツは正直な所、、、
「もっと上手にやればいいのに」
って、思うことが沢山あります。
逆にサッカーで言うと、なでしこリーグやWEリーグなどは、まだまだ柔らかく、これから女の子達の為に良いものは取り入れて、形を変えていこうとする意欲を感じます。
しかし、なかなかビジネス面で観ると、クラブは運営をしていかなくてはいかない、男子サッカーなどの様にスポンサーが集まらないなど厳しい所もあります。
こここそが僕がずーっと伝えている「ポテンシャル」
女の子の選手達もそれを取り囲む環境も関わるスポンサー企業も、男子サッカーでは出来ない形を形成して、スポーツが本当の意味でエンタメとして、機能する仕組みを、なでしこスポーツ版で作ってしまえばいいんです。
現地のスペインでは、有名な話で、元FCバルセロナのリオネル・メッシには、お母さん、お父さんが数えきれないぐらい存在してます。なんでだかわかります?
バルセロナ市内のパン屋さん、床屋さん、ドラッグストア、飲食店、、、
バルセロナの街中にある様々なお店の方々が、メッシを小さい時から可愛がって、サッカーに行く道中で、メッシを見かけたら、街のパン屋さんの定員が出てきてパンを持たせたり、ドラッグストアの定員は水分補給の水をプレゼントしたり、みんなが我が子のようにバルセロナの街の小さいメッシくんの成長を見守っていたんですよね。
そして、バルセロナのスターになったメッシを「メッシは小さい時、練習前にはうちのお店のパンを食べて大きくなった」などと、嬉しそうに話すパン屋さんのおじさんを見たことがあります。
メッシに限らず、この様な、地域でこども達(選手)を大事に育てて行くという長い歴史が、ヨーロッパのフットボールにはあるから、スポーツと地域(ホームタウン)との絆。そして、そこに関わるスポンサー(企業)は、大きな恩恵や投資以上のバックがあるからこそ、スポーツを応援したくなる。
僕は長年、海外を行き来して見てきたこの仕組みを、今関わる「スフィーダ世田谷」なら出来るんじゃないかと思ってます。
そして、この大都会 “東京” のスフィーダ世田谷で、このモデルが出来た時に、日本の女子スポーツは、男子スポーツ界をひっくり返すことになると思います。
それほどの可能性を秘めているのが女子スポーツであり、女子サッカー。
最後に2022年3月に、CLで実現した女子サッカーの試合に、9万人を超える観客が詰めかけ世界記録を更新しました。
そして、思い出してください。
日本の女子サッカー日本代表は、は2011年に男子も達成した事がないワールドカップ優勝を経験してるんですよ。
日本の女子サッカーは
とんでもないポテンシャルを秘めているんです。