スポーツの価値
今日は千葉県から。
最近、いろんな人から『顔色悪いよ』など言われる事が多いです。
体調悪いわけじゃないんだけど、疲れが顔に出てるんかな?
無理はしてるつもりはないですが、息抜きも出来るときにはしっかりやりたいと思います。
今日、嬉しかった事が一つ。
お昼に元ジュビロ磐田で現在はオランダのVVVフェンロにて指導をされている藤田俊哉さんからメッセージが来ました。
かなり久々のメッセージだったのでうとうとしていた眠気が一気にふっとんでとりあえず三度見しました(笑)
僕も自分のアカデミーを立ち上げてから多くの海外クラブや指導者とやりとりさせていただく事も多く、どんどん日本の選手達を海外に行く選択肢を増やして行けるように日々活動しています。
海外で試合や指導を行う事が多くなり、日本と海外での『スポーツの価値』が大きく違う事を痛感しています。
日本はJリーグが誕生してようやく20年を過ぎたところですが、野球という素晴らしい歴史を持つスポーツも存在しており、サッカーが海外のように生活の中心にまで浸透することは現時点では難しい。
ましてや日本のサッカー少年を持つ保護者様の多くは凄く熱心で素晴らしい事なのですが、そこに反比例して本来のスポーツが持つ『遊び』が薄れてしまい、スポーツが習い事の一部や体育の様な感覚が強くなっているのも事実。
もちろん海外と日本ではサッカーの歴史も違うから単純には比較できないところはあるけど、海外クラブの選手の保護者や応援している方々を見ていると日本人の親とはやっぱり感覚が違うんですよね。これは感性なのかな?
ただ僕も日本のサッカー人として、いつか日本もこういう雰囲気になってほしいという思いがある。
日本のJリーグを始め日本代表を支えていくのはこれからのジュニア選手達。
そしてそのジュニア選手を支えていくのはやはり親だったりその選手の親族となります。
周りで支えていく方々の質でこれからの日本のサッカー文化は変えていけると思うし、それが長年積み重なってサッカーがその家庭では中心となり、そういった家庭が増えればそれが日本サッカーの歴史になる。
日本のスポーツ文化が今より深まって、『スポーツ自体の価値』を上げていくことは大事です。
スポーツは人間生活の中で重要なもの。
そういう認識が日本国民の中で高まっていけば、経済の意識もより様々なスポーツに向けられる。
スポーツに対してお金も集まり、選手の強化やスポーツの環境整備にお金を使えるようになる。この循環が日本で出来ればどんどん優秀な選手が育っていくし、どんどんスポーツ環境も整っていく。
これは僕だけじゃないし、海外を見た指導者ならみんなが理想として描いてはいるものだと思う。
でも実現にはまだ遠い。
僕はその重要性や必要性を強く感じることが若くして出来たことが財産。
指導者として現場での指導ももちろん大事だけどそういった施設を日本で展開していったり、サッカー選手を持つ親のいい意味での心の『余裕』などを自分が伝えていけたらいいなと思ってます。