大人が我慢

2020.02.01

皆さんはこの写真を見て何を感じますか?

これは僕がメキシコに行った際にスタジアムにて撮影した写真です。特には芝のグランドがあり、子どもがいる階段を上がると観客席があります。

子どもの目線の先にはお母さんがいました。

この写真を色々な方々に見てもらって、感想を聞いてみましたが、

「そんなとこで遊んだら邪魔じゃないか?」

「親はこの状況で、何考えてんだ?」

「人様にご迷惑だと思わないのか?」

みたいな、コメントが多かった。

しかし、僕の周りにいる海外によく行く方や、同業者などに聞くと、

「子どもが可愛い」

「さすが海外だねぇ〜」

この様な類のコメントが多かった。

僕もしばらく、この状況に興味があったので、この子と親を観察させていただきましたが、約30分間はこの状況でした。もちろん、観客席から降りる通路になっている階段なので、多くの人が出入りします。

その方々はと言うと、、

おもちゃを跨いで登ったり、降りたり、、

それを見ている親も、微動だにせず。

文句言う人、冷たい視線を送る人が一切、いませんでした。

なんか、すごいっすよね。

日本ではこれはなかなか考えられないというか。

日本のお子様を持つ親だったら、たぶんスタジアムの階段でブロックひっくり返して遊び始めたら「何してんのよ〜」とか言いながら、慌ててブロック回収する絵が思い浮かびますよね。

親があたふたしちゃう場面も、海外ではそうでもなかったりする。

じゃ、これが写真のメキシコだからかというと、そうでもなかった。

親と子の関係を見ていても、フランスやスペイン、イタリアなども同様な事が起きていた。

もちろん、国民全員とかではないにしろ、割合的にはかなり多い。

僕のSNSにも以前に書きましたが、海外と日本の違いは時の進み方が全く違う。

時計の時間気にして、スケジュールをこなしている日本人に対して、海外の方々の時計を見る数が少ない事に、最初の頃はびっくりしてました。

だから、平気で待ち合わせ時間に1、2時間遅れてきたりするんだけどね笑

でも、間違いなくこの部分は子どもの教育に置いて影響があると思ってる。

どっちが良い悪いは置いといて。

ただ、日本ではしょうがないとは思うけど、大人のスケジュールでカツカツに動かざるえない子ども達の環境が多い。

なかかな子ども達、主導で何かを考えて、行動をさせてあげられるご家庭も少ない、

これに塾や習い事などが入ってきたら尚更。

子ども達も小さい時から時間に追われる生活を強いられてしまう。

子どもが出来たら子ども中心の生活なんて言葉も聞くけど、意外に大人のスケジュールに振り回されている子どもも多い現代。

ちょっと、大人が我慢して子どもに時間を与えてあげられたらまた子ども達も変わってくるかもしれない。

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PROFILE

平川正城(Masaki Hirakawa)

<選手歴>
横浜すみれSC→コミュニティFC→清水商業高校→湘南ベルマーレU-18→湘南ベルマーレ(J2)→ザスパ草津(現J2ザスパクサツ群馬)→Y.S横浜 (★神奈川県国体代表選手)→S.C.相模原 (★神奈川県国体代表選手)→東京23FC (★神奈川県国体代表選手)→YOKOHAMA FIFTY CLUB

<指導歴>
Y.S.C.C.スクール・ユース・コスモスGKコーチ→FCバルセロナキッズキャンプコーチ→キリンビバレッジサッカーフィールドコーチ→SCHサッカースクールコーチ→ファンルーツアカデミーコーチ→Jフロンテッジ&東急レイエスコーチ→横浜すみれSCテクニカルアドバイザー・GKコーチ→ボカ・ジュニアーズジャパンスクールコーチ→SALLERゴールキーパースクール、SALLERストライカースクール(現MSAゴールキーパースクール、MSAサッカースクール)→NIKEエリートトレーニング・NIKE FC ・NIKE MOST WANTEDスカウトマン兼任コーチ→帝京平成大学女子サッカー部ゴールキーパーコーチ

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