子離れ

2021.05.03

「親の知らない所で、子は成長する」

僕も小さい頃から良いも悪いも色々とやらかしてきました。

もちろん、親にバレたら怒られるのをわかってるから、バレない様に念入りに作戦を練ったり、めっちゃ頭を使って考えたりしたことも沢山ありました。

僕の両親は比較的、色々と自由にやらせてもらいました。でも、怒る時はめっちゃ怖かった。

そんな自由にやらせてもらっていた環境とはまた違った刺激や学びが、親が近くにいない時にはあった。

お友達との内緒話、大人からは「あぶないや汚い、うるさい」と言われてしまう事への挑戦。

親の監視下ではない環境での学びは、本当に大きなものだった。

時代も変わり、世間や親のスタイルも変わってきた。

色々と進化をして、日常から便利な世の中になっている。

もちろん、その便利な世の中に一番先に対応するのは親の世代である大人。子ども達は、その大人が用意した環境におかれ、そこで見る景色が、その子達の世界になる。

じゃ、世の中が便利になるに連れて、子ども達の環境は昔より良くなってると言えるのだろうか。

僕は今まで以上に親が “ 子離れ ” 出来ない環境だと、子ども達に影響してくると思っています。

現代、にゲーム機やスマホのアプリなど画面越しのデバイスが、これだけ生活の中心に入り込み、親がコントロールしないとエンドレスで没頭してしまう子も多いかと思います。

それに反して、木登りが出来る様な大きな木やジャングルジムなどの大型遊具などが、安全性、安全面の関係で公共の公園から姿を消し、騒音等でスポーツを禁止する公園も数多くあります。

昔は遊びやスポーツの生活の中で様々な経験が出来ていたが、今では「危ない、汚い、うるさい」と言われてしまい子ども達は経験出来る機会が少なくなってしまいました。

正直、それも大人の都合の良い環境を形成してるが故にそなってきている。

子ども達の環境を悪くしているのは大人。


じゃ、子どもたちはそれぞれ自分のやりたいことが何かを考え、好きなこと、好きな遊び、好きなスポーツに好きなだけ熱中出来る状況を作ってあげて、子ども達の行動に対して「〇〇したら?」、「もっと〇〇した方が良いよ」、「やっちゃだめ!」、「それは無理じゃない?」という言葉を言いたくなるかもしれないけど、それは大人が我慢しましょ。

子ども自身がやりたいことを、やりたいようにさせてあげて、大人は過度な口出しはしない。

子どもの「したい・やりたい」に寄り添いチャレンジさせてあげれる環境を作ってあげてほしいし、そういった環境が、子ども達を大きくしてくれます。

今では映像や音声などで、子どもに入る情報量が多く、子ども達は自分の知識の中で、自分に出来ることの線引きが難しくなっているのも事実。

便利になることで、失うこともあります。

子ども達が自分で考え、色々と取り組み、その中から成功・失敗をリアルを通じて体験。

親である保護者の方々には、ぜひ子どものやりたいことを受け止めて、とことん納得がいくまでやらせてあげて欲しいと思います。

その中で怪我をすれば怪我の痛みから学ぶし、成功や楽しさの中から子ども達は学びます。

そういった積み重ねが、子ども達の自尊感情につながっていくと思います。

その為には親が、程よい距離感を保ち続けられるかどうか。

子ども達の為に、頑張っていきましょ。

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PROFILE

平川正城(Masaki Hirakawa)

<選手歴>
横浜すみれSC→コミュニティFC→清水商業高校→湘南ベルマーレU-18→湘南ベルマーレ(J2)→ザスパ草津(現J2ザスパクサツ群馬)→Y.S横浜 (★神奈川県国体代表選手)→S.C.相模原 (★神奈川県国体代表選手)→東京23FC (★神奈川県国体代表選手)→YOKOHAMA FIFTY CLUB

<指導歴>
Y.S.C.C.スクール・ユース・コスモスGKコーチ→FCバルセロナキッズキャンプコーチ→キリンビバレッジサッカーフィールドコーチ→SCHサッカースクールコーチ→ファンルーツアカデミーコーチ→Jフロンテッジ&東急レイエスコーチ→横浜すみれSCテクニカルアドバイザー・GKコーチ→ボカ・ジュニアーズジャパンスクールコーチ→SALLERゴールキーパースクール、SALLERストライカースクール(現MSAゴールキーパースクール、MSAサッカースクール)→NIKEエリートトレーニング・NIKE FC ・NIKE MOST WANTEDスカウトマン兼任コーチ→帝京平成大学女子サッカー部ゴールキーパーコーチ

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